会社のホームページを見た方から、問い合わせのメールが届きました。要件は、「コンサル相談」。1年前に福島から東京に出てきて、フランチャイズでハウスクリーニングを始めたそうなのですが、あまり順調に進んでいないそうです。
とりあえず、お話をお伺いしてみないことには…、と思い、日時を約束しました。もちろん、初回相談は無料です。しかも、時間制限なく、お客様の疑問や質問が尽きるまで、お付き合いします。そこが、普通のコンサルティング会社と違うのかもしれません。継続的なコンサルティング料を得ることを目的とし、中には情報を小出しにするところもあると聞きますから…。
当社の場合は、あらゆる引出しから、できる限り多くの情報を提供したうえで、継続して相談したいとおっしゃるお客様だけが対象です。初回で徹底的にお付き合いするので、そこですべての答えを得て、それ以後に続かないお客様もたくさんいます。もちろん、それでいいと思っています。
今回のお客様は、八王子市の方だったので、新宿の喫茶店でお会いすることにしました。現場に出るのとは違った装いで出かけました。こういうのは、久しぶりです。
株式会社紫音のホームページは、こちらから。
新宿のある喫茶店の前で待ち合わせしました。ちょうど祝日だったため、混雑を避けて朝10時の待ち合わせにしました。第一印象は、誠実そうな感じの方でした。お互い、普段は現場に出ていて、このようなお店には来ないので、この時とばかりケーキセットを注文しました。初対面の商談で、ケーキセットを注文するのはやはり女性ならでは?
これまで福島でされていた家業のこと、ご主人の仕事のこと、現在のハウスクリーニングの仕事のことなど、いくつか質問をしましたが、大半は私(Kumiko)の経験談を話しました。通常はあまり自分の話をしないのですが、相手が聞きたいだろうと思われる事柄を中心に話しました。そして、聞きたいことを好きなだけ質問してもらいました。気が付いたら、あっという間に4時間が過ぎていました。時間を忘れるほど、話が盛り上がりました。女性がほとんどいない業界なので、よほど私の話が珍しかったのでしょう。
彼女は、真剣なまなざしで私の話を聞いていました。経営についてはあまり知識がなかったようで、様々な情報を一気に聞けて、喜んでいました。起業した人が、気軽に何でも相談できる人が必要だとあらためて思いました。特に、女性の経営者、経営の勉強をした人は数が少ない!(男性が多い業界ではなおさら。)だから、みんな孤立してしまって、行き詰ってしまうように思います。
「お話をお伺いして、いろいろ気づかされました。」別れ際に彼女が言った言葉です。素晴らしい感性を持たれた方だと思いました。写真は、彼女が手渡してくれた手作りのカードです。素晴らしい経営者になる資質を持っておられる方だと思いました。
これだけ話したのだから、もう次はないかな?と、私(Kumiko)は思っていました。ボランティアに終わってしまうけど、それで彼女の事業が良い方向に向かうならそれでいいと思っていました。そんな私の期待を裏切り、継続してコンサルティングを受けたい旨のメールが届きました。
以下、彼女のメールの抜粋です。
「女性ならではの目線と職人ではない目線がすごくいい意味を持っていると感じました。これからもコンサルティングを受けたいと思っています。女性が進出できる仕組み、認知がされるといいなと思っています。」
「〜らしく」が当社のテーマです。他社と競うのではなく、新しいマーケットを切り開く。いろんなアイディアが私の中にあります。必要だけれども、まだ社会にないもの、それを生み出すのが私の役割だと思っています。