昔は教員、今は社長 | 教育に対する思い

なぜ、私(Kumiko)が教育について語るのか?

教育,育てる,成長,学校,個性

私は教育者ではありません。かつて1年だけ教員をしていましたが、今は違います。でも、教育に関して、ある夢(ビジョン)を持っています。社会に出て、いろんな人の人生を見て、それから高校の教員をしました。そして、今は社長です。だからこそ、教育についていろいろ思うこと、考えることがあります。いろんなエピソードを交えながら、ご紹介していきます。


教育,先生,ビジョン,学校,夢

私(Kumiko)は、単位制高校で数学の教師をしていたことがあります。それについては、すでに書きました。(興味のある方はこちらからご覧いただけます。)
そのときに、私に夢(ビジョン)が与えられました。それは、3種類のタイプの教員がいる学校(中学・高校)を創るというものです。1つ目のタイプは、学校を卒業してそのまま教員になる、今よくあるタイプです。2つ目のタイプは、他の日は社会で働きながら週に2〜3日だけ非常勤講師をするタイプです。3つ目のタイプは、ある一定期間(10年以上)社会で働いたのち、教員になるタイプです。
教員のほとんどが、学校社会しか知らないことに以前から違和感を覚えていました。生徒のほとんどは、卒業後、社会に出て働くというのに、社会を知らない先生ばかりでいいのだろうかと。

続きを読む≫ 2016/05/09 09:12:09

教育,価値,意義,学校,先生

教員をしながら私(Kumiko)がいつも考えていたことは、何を目指して、何処を目指して教育したらいいのだろうということでした。生徒たちが望んでいるもの?それとも、親が望んでいるもの?学校側が教員に求めているもの?いい大学に合格させるのが学校の役割?果たしてこれでいいのだろうかと、いつも私の頭の中には疑問が残っていました。
ゴールが定まらないから、今すべきことがわからない、そんな感じでした。車を運転するときに、遠くを見るとハンドルがぶれないように、遠くを見据えて教育をすれば、方向性がぶれないのではないかとも思いました。でも、現実は、目の前の出来事に振り回されているような気がしました。

続きを読む≫ 2016/05/06 08:45:06

教育,担任,選択,学校,選ぶ

私(Kumiko)が子どもの頃の新学期の思い出と言えば、「クラス分け」と「担任の先生」の発表です。みんなで押し合いながら掲示板のそばに集まり、張り出される模造紙に書かれた名前を必死に探しました。自分のクラスの教室に行くと、「時間割」の発表があり、中学や高校では、各教科の担当の先生の発表もありました。私と同様に多くの人にとって、担任の先生は学校側から決められるものだと思います。
私が高校の教員をしていたとき、面白い取り組みをしました。生徒たちに、担任の先生を選んでもらったのです。
以前にも書いたとおり、私が勤務していたのは分室のため、常勤の教員は3人しかいません。教員歴数十年の国語の先生(男性)と社会人1年目の英語の先生(女性)、そして、数学の先生である私の3人です。3人とも、全くタイプが異なります。
導入に当たっては、いろいろな懸念事項がありました。一人の先生だけに人気が集まってしまったらどうしようとか、一番甘やかしてくれそうな先生に生徒が集中したらどうしようとか、先生によって受け持つ担任の生徒数に大きな開きが出るのではないかと心配しました。

続きを読む≫ 2016/04/14 08:39:14

教育,育てる,通信制,高校,個性

私(Kumiko)が担任した生徒の中に、一人だけ成人した(20歳以上の)生徒がいました。彼は通信制で、スクーリングの時だけ学校に来ました。
でも、仕事が忙しくて、なかなか学校に来れませんでした。ホームセンターでアルバイトをしていて、店長からもとても頼りにされていたようです。
彼は中学生の時、何のために高校に進学するのか、その意味が理解できなかったそうです。そのため、中卒で働く(アルバイトする)ことにしたと言っていました。私は、本当に偉いなと思いました。クラスの全員が高校に進学する中、一人だけ違う選択をするということは、とても勇気のいることだと思います。
そして、彼は気づいたそうです。何かの資格を取ろうとすると、高卒資格が求められることが多いことに。それで、高卒資格を取っておく方がいいという結論にいたり、通信制の高校に入学しました。

続きを読む≫ 2016/04/07 08:25:07

教育,育てる,成長,学校,個性

教員時代の私(Kumiko)の口癖は、「どう思う?どうしたい?」でした。これは何も学校に限ることではありません。部下を持って社会で働いていた時にも、私は部下に対して同じようなことを言っていました。でも、「ああしなさい、こうしなさい」と言われて育った生徒たちには、とても新鮮に映ったようです。

 

例えば、こんな感じです。

 

生徒:「先生、どうやって勉強したらいいの?」
私 :「勉強の仕方って色々あるよね。
    人によって、どれがいいかっていうのも違うし…」
   「例えば、教科書や参考書を読んで
    ノートにまとめなさいっていう人もいるし、
    人形を相手に教えるのが一番理解が進むっていう人もあるし、
    塾に行ってカリスマ講師の授業を聞く(DVDで見る)のが
    一番だという人もいるし…」
   「先生の場合は、何度も何度も繰り返し、問題集をやったかな。
    ノートを取るのがすごく苦手でね〜
    教科書や参考書を読んでも全然頭に入ってこないけど、
    それでも、1回読んだ後は問題集を開いて、
    問題集を回答と一緒に見ていくの。
    そうしたら、すこしずつ何が重要なのか見えてくる。
    それで、また教科書や参考書を読んで、
    また問題を解いて、その繰り返し。」
   「自分にはどんな方法があっていると思う?」
生徒:「うーん。とりあえず、教科書の内容をノートにまとめてみる。」
私 :「じゃあ、とりあえずやってみたら。
    だめなら他の方法を試せばいいし…」

 

それから数週間して…

 

私 :「最近、勉強どう?」
生徒:「ノートまとめるの、チョー楽しい!」
私 :「どうやら、うまくいったみたいね。」

続きを読む≫ 2016/04/05 10:30:05

場面緘黙,学校,高校,コミュニケーション,意思疎通

今回は、私(Kumiko)がかつて担任をした場面緘黙の生徒の話をしたいと思います。私は、彼が高校1年の時の担任でした。彼は、家の外では一切話をすることができません。家の中だけ、家族とだけしか話せません。ですので、私は一度も彼の声を聞いたことがありません。吉本が大好きで、家の中ではテレビを見て大笑いしているとか。その話を聞いて、私たち教員はみな「へぇ〜、彼がね〜。」と言っていました。幼稚園の頃から、こういう状態が続いているということでした。
彼のお父さんは、学校の先生をしていると伺いました。お母さんは、専業主婦のようなのですが、三者面談や保護者会などには、必ずお父さんが仕事を休んで来られていました。宿題の手伝いをするのも、お父さんの役だったみたいです。教育熱心な方だったのでしょう。

続きを読む≫ 2016/04/02 10:22:02

不良,問題児,通信制,ADHD,高校

私(Kumiko)が教員をしていて気づいたことは、「行動=人格」という図式で人を見ていることが多いということです。たとえ、教育関係者であったとしても。それゆえに、傷ついている生徒がたくさんいました。以前にも書いたように、様々な問題を抱えた生徒が来ている学校でした。
問題行動を起こして、退学させられた生徒もいました。確かに、悪ふざけに度が過ぎ、他人に迷惑をかけ、ルールに違反しました。
その行動自体は、悪いことです。でも、その生徒は本当に悪い子なのでしょうか?全人格を否定されるようなことをたくさん言われ、その生徒は深く傷ついていました。優しいところも、友達思いなところも、たくさんある生徒だったのに…。

続きを読む≫ 2016/03/24 10:54:24

教育,育てる,成長,学校,個性

私には、単位制高校の教員をしていた時期があります。数学を教えていました。分室だったため、常勤の教員は私を含め3人しかいませんでした。たった1年しかいませんでしたが、密度の濃い1年でした。
その学校は、いろんな生徒を受け入れていました。不登校を経験した生徒もいました。発達障害・学習障害が疑われる生徒もいました。進学校からドロップアウトしてきた生徒もいました。スポーツ推薦で入学したにもかかわらず、そのスポーツが続けられなくなり、学校に居辛くなって転校してきた生徒もいました。
スクーリングにだけ登校する通信制の生徒もいました。他校で問題行動を起こした生徒(やんちゃ組と呼んでいました)、プロゴルファーを目指している生徒もいました。

続きを読む≫ 2016/03/24 10:22:24

学校嫌い,不登校,登校拒否,教育,先生

私(Kumiko)は、子どもの頃学校が大嫌いでした。今でも、少し苦手な部分があります。でも、昔よりずいぶんましです。いまだに机に向かっていること自体は好きではありませんが、大人になっていろんな年代や仕事の人が集まって学ぶ場所に行く機会があり、バックグラウンドが違う人が同じことを学ぶと、みんな見方が違って面白いと思うことがありました。
それなのに、「学歴がある=勉強が好き(得意)=学校が好き」という図式で見られることが多いように感じます。そのため、私はこれまでたくさん誤解されてきました。そのため、とても悩んだ時期がありました。
では、なぜ、私は学校が嫌いだったのでしょう?少し振り返り、分析してみたいと思います。

続きを読む≫ 2016/03/24 08:13:24

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