中古住宅を必要な個所だけリフォーム!

40代くらいのご夫妻からの依頼でした。奥様から「ホームページを見た」と言って、見積依頼のお電話をいただきました。中古住宅を購入し、リフォーム業者を探しているということで、カラーも検討したいので色見本も見たいとのご依頼でした。
後で聞いたところによると、奥様が「クロス塗装」というのを聞いたことがあり、張替えないといけないほど壁紙も傷んでいないので、好みの色を塗ってみたいと言ったところ、ご主人がさっそくインターネットで検索し、当社のホームページを見つけ、「こんなのあるよ」と言ってくださったそうです。


築20年以上経っていても比較的キレイ

築20年以上たっている住宅だとお伺いしたため、塗り替えでキレイに再生するか(クロスを張替えた方がいいのか)少し心配でした。しかし、前にお住まいの方の使用状態がよかったようで、ところどころ汚れが目立ったり、無数の細かい傷があったりしましたが、壁紙の状態は比較的良かったです。
畳やフローリングの張替えなど、他の業者にも見積もりを依頼しているようで、当日は畳屋さんも来られていました。基本的に、相見積を取って決めるという方式をとられているようでした。当社の壁紙・クロス“塗り替え”(クロスメイク)は張り替えの見積金額の半分以下だとおっしゃっておられました。奥様に施工箇所を確認し、色を選んでもらっているところに、出張から戻って来られたご主人が合流されました。
お二人で話し合われながら、施工箇所と色が決まっていきました。1階のリビングは和室との調和を考え、2階の寝室はリラックスできる色が選ばれました。
その夜、正式な見積書をメールでお送りし、受注をいただきました。1つの現場で4色を塗り分けるというのは、私にとっても初めての経験で、少し緊張しました。

 

<壁紙・クロス “塗り替え” に関する詳細はこちらから>
★ 株式会社紫音 関西営業所 (クロスメイク大阪)
  TEL:06-7897-0285
★ 株式会社紫音 関東営業所 (クロスメイク関東)
  TEL:047-383-9915


落ち着いた感じのリビング

1階のリビングは、明るくしかも落ち着いた雰囲気にするため、「オフホワイト」と「黄色(濃)」が選ばれました。できるだけイメージに沿った仕上がりになるよう、白色も「スーパーホワイト」「ホワイト」「オフホワイト」の3色から選んでいただけるようになっています。クロスメイクの代理店の中には、基本色1色しかやらないところもあると聞きますが、私としてはできるだけお客様の希望をかなえたいですね〜。
まず、汚れが目立つ部分は下処理(下塗り)を行い、最初に「オフホワイト」から塗っていきます。細かいところをどれだけ丁寧に塗るかが仕上がりに差をもたらすので、「面倒くさがらずに丁寧に」が基本です。そして、マスキングテープで目地切をして、「黄色」を塗っていきます。カラーは基本的に二度塗り(ダブルコーティング)します。2回塗ることにより、色ムラがなくなります。
落ち着いたいい雰囲気に仕上がりました!私がここでくつろぎたくなってしまいました。(笑)


寝室はリラックスできる空間に

2階の寝室は、リラックス効果を期待してラベンダーをイメージさせる「紫色(濃)」と「オフホワイト」に決まりました。写真では残念ながら「青」のように見えますが、これが「紫色」です。いつも写真だと色が変わってしまうのが残念です。ですので、いつも色見本(カットした壁紙に実際に色を塗ったもの)を見ながら選んでいただくようにしています。
ここもやはり同様で、先に「オフホワイト」を塗り、その後に「紫色(濃)」を塗りました。夕方になってきたので、作業は途中で中断し、残りは翌日です。暗いところで無理してやると色ムラが出やすくなるんですよね〜。1日で終わらせてしまいたい気持ちを抑えながら、帰路につきました。
そして、翌日。「紫色(濃)」をダブルコーティング(二度塗り)して作業終了です。とってもいい仕上がりで、私がここに住みたくなってきました。(笑)今までの現場の中で、私の一番のお気に入りです!


2階のトイレは奥様自らが塗装

奥様はモノづくりが好きな方のようで、ご自分でも塗って見たくなったのか、2階のトイレをペンキを買ってローラーで塗っておられました。トイレという狭いスペースでも、素人がするのは結構大変なもので、養生をしたり(マスキングテープを貼ったり)するのにも手間がかかります。ローラーは狭いところを塗るのには不向きで、苦戦されていました。
綺麗な若草色でしたが、塗膜が厚いので重たい感じがし、少し圧迫感がありました。そこが、当社の壁紙・クロス“塗り替え”との違いです。当社の“塗り替え”は塗膜が非常に薄いので、塗った感じがせず、圧迫感がありません。奥様は壁紙・クロス“塗り替え”(クロスメイク)に非常に興味を持たれたようで、転職先の1つとして考えてもいいかなと思われたようです。


今からでも遅くない「自分探し」

この写真は、入り隅を塗る際に使用する小道具の1つです。こういった小道具を使うことによって、細かい部分まで丁寧に塗っていきます。ですので「意外と女性の方が向いているかもしれない」とよく言われます。私も、昔は自分がこういった仕事をするとは思ってみませんでした。一応、建築関係の仕事になるので、そういう仕事は男性がするものという先入観がありました。でも、“塗り替え”は特別な力が必要なこともなく、女性の私でも十分施工ができます。
私との出会いがきっかけになって、人生の選択肢が1つ増えたということはうれしいことです。奥様は、「今、自分探ししています。」とおっしゃっていました。料理が好きなため、飲食店の経営にも興味がおありのようで、これから少し時間をかけて、今までのキャリア(経理事務)とは違う分野に進むことも検討したいということでした。
思い切って一歩を踏み出してみたら、意外な道が開けるかもしれません。

 

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