東京のビジネスホテルからの電話

民泊が話題となっているように、東京や大阪の都心のホテルでは、稼働率の高い状況が続いています。壁紙が汚くなってきたのは気になっているものの、そのままずるずると営業を続けているケースが多いようです。特に、喫煙室はたばこのヤニ汚れがひどく、シミができてしまっている部屋もあります。写真は、客室の鏡を外した箇所です。真ん中の白いのがもともとの壁紙の色なので、これだけ黄ばんでしまったということですね。黒ずみや汚れも、部屋のあちこちにあります。
大阪ですでに4つのホテルで施工を行いました。需要が結構ありそうなので、今回、東京のホテルにもDMを送ってみました。それを見て問合せがあったホテルの内の1つが、江戸川区にあるビジネスホテルです。DMが到着してすぐに、統括支配人からお電話をいただきました。「壁紙の汚れが気になると話していたところだった。張替えるしかないと思っていたのに、こんな方法があるなんて初めて知った。」と仰っていました。グループで不動産会社も、管理会社も、建築関係も、すべて行っているところだけに、お電話をいただいたこと自体、少し驚きました。
試しに、シングルルームとツインルームを1つずつ、テスト施工してみることになりました。でも、さすが大きな組織ですね〜。稟議書を回さないといけないので、少し待ってくださいということでした。


空室のマンションと違い、ちょっと工夫が必要です

ホテルの場合は、空室のマンションと違い、少々手間がかかります。床はじゅうたん敷きのため、汚さないように前面に養生をしないといけません。ベッド等も部屋の外に出せないので、マスカーで丁寧に養生を行い、天井を塗るときはベッドの上に乗って施工しました。ベッドは体重をかけると沈むので、コツをつかむまでは少し大変でした。着ていた服も、いつもよりも汚れてしまいました。
汚れがひどいところやペン跡などは、修正テープを使ったり、一度下塗りをしたり、こうした細かなことが仕上がりに差を生みます。小さなことにコツコツと、これがやっぱり大事ですね。
グループの別の場所にいる「設備」担当の方2名も、見に来られていました。みなさん興味津々という感じて見守る中、着々と作業は進みます。(緊張するなんて言っている場合じゃないですね!)統括支配人や副支配人も、気になるのか何度か見に来られました。


シングルルームは狭くて大変!

シングルルームは、狭いのでツインルームよりももっと大変です。ベッドとテーブルカウンターを中央に寄せて、どうにか周囲にスペースをつくりました。でも、脚立を置くスペースはありません。ベッドの上に乗ったり、テーブルの上に乗ったり、足元が不安定な状況での作業が続きます。普通の部屋よりも、技術が必要ですね〜。
ベットの周囲は60センチくらいしかあかないため、大柄の人出は少し厳しい感じです。研修で教わった基本通り、教科書通りでは、作業できません。そんな中でもきれいに仕上げるコツやテクニック、それを身に着けた人でないと厳しいかもしれません。そう考えると、職人仕事なんだな〜と思います。


リメイクした新しいホテルみたい!

ヤニ汚れもすっかりきれいになり、部屋が真っ白になりました。ホテルの皆さんはビックリです。「同じ部屋とは思えない!しかも、全然嫌な臭いがない!」これが、クロスメイクのいいところ。作業が終わったその日から、お客様にご宿泊いただけます。稼働率の高いホテルにとっては、うれしい話ですよね!売り上げを落とさなくて済むのですから。
グループの上層部の方も見に来られ、「いいんじゃない。」と仰られていたそうなので、来年度以降、本格的に予算を取って全室(190ルーム)施工予定です。そんな大規模な工事、人員配置をどうしよう?新たな悩みが生まれそうです。(笑)

 

<壁紙・クロス “塗り替え” に関する詳細はこちらから>
★ 株式会社紫音 関西営業所 (クロスメイク大阪)
  TEL:06-7897-0285
★ 株式会社紫音 関東営業所 (クロスメイク関東)
  TEL:047-383-9915