還暦前後の女性の方から、一室の壁をキレイにしたいというご相談のお電話をいただきました。お伺いしてみると、写真のようなコンクリートの打ちっぱなしのお部屋でした。ご両親が亡くなられ、誰も住まなくなった実家の一部をリノベーションして、そこで事業を行いたいと考えておられるようです。以前は、大学教授が住んでおられた家だそうで、写真のように立派な書棚がありました。
お部屋をキレイにする方法をいろいろ考え、ご提案しました。提携している塗装屋さんやクロス屋さんにも相談し、概算予算をお客様にお伝えしました。いろいろお話する中で、かつて男性の職人さんとの関係で嫌な思いをされたことがあるという話を伺いました。DIYレベルの仕上がりで構わないということから、“模様替えお助け隊”のサービスの一部として、弊社でお引き受けすることとなりました。

“模様替えお助け隊”は、女性のお客様を対象としたサービスで、お部屋の模様替えをお手伝いをさせていただいています。女性同士の方が安心というお客様のお声にお応えして誕生したサービスです。原則として、材料等はお客様でご準備いただき、作業料のみをいただきます。
今回も、お客様と一緒にホームセンターに行き、塗料を選びました。壁面、天井、木枠・幅木部分の3つに分けて、3色の塗料をご購入されました。
シーラーという下塗り剤を塗り、その上に水性塗料を2回重ね塗りしました。1回塗りだと塗り跡が残ってしまいますが、2回塗ることによりキレイに塗りあがりました。お部屋がキレイになっていく風景は、何度やっても感動があります。

壁面の色を「クリーム色」にしたため、お部屋が明るい雰囲気になりました。書棚は固定されていて動かせないため、書棚の後ろを塗るのには苦労しました。丁寧に養生をして、ベンダーという細長い道具で塗りました。木枠部分の茶色とのコントラストが、とてもキレイです。
お客様は、大満足のご様子。これほど大掛かりな塗装は初めてのため、かなり骨の折れる作業となりましたが、お客様の喜ぶ顔を見ると、その疲れも飛んでいきます。
これからこの場所でどんなことが行われていくのか、私(Kumiko)も楽しみです。事業がスタートしたら、一度覗きに来たいな〜(笑)

 

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