ネットワークをつくろう!

クロスメイクの代理店になり、1年が経ちました。私(Kumiko)が不思議に思ったことは、各代理店が独自のやり方を取っており、他社との連携体制がほとんどないと言うことです。みんな一国一城の主だからそれが当たり前なのかもしれませんが、もっと情報を共有して協力し合えばうまくいくのでは?と思うこともしばしば。
そこで、ネットワークづくりに乗り出しました。最初は、迷いました。お金と時間を投資してこんなことをやっても、見返りは多くない。そんなことに時間とお金を投資するよりも、売り上げを上げることを考えた方がいいのでは?とも思いました。でも、ネットワークができればみんなの益になることは間違いありません。誰かがやらないといけないけど、誰もやりたがらない。ボランティアを覚悟の上で、やろうと決めました。


他の地域から学ぼう!

首都圏と大阪ではネットワークがないけれども、日本全国、他の地域にもどこにもないのか? いろいろと人に聞いて回ったところ、北海道、福岡、仙台で、同業者の集まりがあるということを知り、コンタクトをとってみました。
北海道では、毎年3月の後半に5〜6代理店が共同で学生マンションのクロスメイク施工を行っているそうです。2週間はかなりハードスケジュールのようですが、一緒に仕事をしているおかげで技術水準も一定しているというお話でした。やはり一緒に仕事をする機会は大切ですね。
福岡では、毎年2回集まって交流する機会を持っているそうです。お互いの施工道具を持って集まったり、現場の作業風景を見学したり、技術水準を向上する取り組みもあるようです。
仙台は、協同組合を立ち上げて一緒に仕事をしていると言っていました。協同組合は対外的な信用力もあるので、市営住宅の原状回復工事を受注したり、他の協同組合から施工の依頼もあると言うことでした。


首都圏と大阪はどうする?

日本の二大都市である東京と大阪でネットワークがないと言うのは少し意外でしたが、都心ほど関係が希薄なのかもしれません。これまで色々な場所で仕事をしてきましたが、田舎ほどゆとりがあり、人情があったような気がします。都心ほどみんな忙しいと言うか、余裕がないというか…。
都会ではネットワークは無理なのか? できるところまで進んでみよう、試してみようと思いました。まず、大阪です。代理店歴10年という大先輩にコンタクトをとりました。10年間でコンタクトをとってきた代理店は私が初めてだとか…。でも、非常に好意的でした。現場も見に連れて行ってもらい、少しずつ協力して仕事をする体制になってきました。今月は、他の同業者も一緒に会う機会を設け、少しずつ輪を広げていっています。
首都圏に関しては、25社くらいの同業者に電話をして話しました。かなりエネルギーは要りましたが、いろいろと勉強になりました。いろんな考え方の人がいらっしゃいます。露骨に自社の利益に直結しないのなら関わりたくないというような態度の方もいらっしゃいます。初めて話す方であっても、お互いに刺激を受けて一緒に頑張っていこうと思える方もいます。昨日は、東京都内で首都圏の同業者との集まりを持ちました。みなさんモチベーションの高い方々ばかりで、初対面にもかかわらず活発な意見交換が行われました。


日本列島を結ぼう!

リーダーというのは、何処でも孤独なものです。一人で悩みを抱え込んでしまいがちです。それを阻止しようと、各地域のリーダーのネットワークづくりにも乗り出しました。北海道、福岡、仙台、首都圏、大阪、各地域のリーダーが互いに情報交換できる体制をつくりました。
仕事の上でもフォローし合える関係を目指しています。クロスメイクの代理店はたくさんありますが、一定以上の技術レベルがあり、お客様の立場に立って仕事ができる業者はそう多くありません。信頼できる仕事仲間、安心してお客様を紹介できる仲間、困った時に相談できる仲間を少しずつ増やしていきたいともいます。