都内の新築マンションを購入した方から、見積依頼のお電話がありました。最初は、「新築マンションなのになぜ?」と思いましたが、実際に現地で詳しいお話を伺って納得しました。
内装やカーテン、家具にまでこだわってコーディネイトしたのですが、実際にすべてを配置してみると、何となく部屋の中が暗いというのです。「夜はちょうどいいのだけれど、朝は…」と思い、アクセントカラーを入れてみようと思ったそうです。色は、いろいろと悩んだ挙句、ラグの色と同じグリーン系に決まりました。

最初はリビングだけの予定でしたが、すっかり色が気に入ったようで、寝室にもアクセントカラーを取り入れることになりました。こちらは、間取りの関係上、梁にカラーを入れました。リビングと同じ「パステルグリーン」です。
最近は、インテリアにこだわる男性も増えてきているようで、男性の方からのカラーに関する問い合わせ（希望の色があるかどうか）も時々あります。残念ながら、ブラックや濃紺など、ご希望に添えない色の問い合わせも時々あります。

この写真は、オーダーメイドでつくった色です。北欧風のイメージに部屋を仕上げたいので、「ニュアンスグレー」を塗ってほしいというご依頼でした。「ニュアンスグレーってどんな色?」今までで一番難しい注文です。現地で、お客様と一緒に調色することにしました。
サンプル塗りを見ながら、もう少し濃く、もう少しあたたかい感じでと、お客様とのやり取りが繰り返されます。光の当たり具合でも違って見えるので、サンプルをいろいろな場所に持って行って確認されていました。色が決定するまでに2時間近くかかったのですが、やっと好みの色に決まりました。

本当は、リビングの壁一面だけの約束だったのですが、サービス（無料）で塗ってしまいました。会社の収益を考えると、このような仕事は手間暇がかかりすぎてよくないのですが、お客様の立場に立って考えると、家（マンション）の購入というのは、一生に一度か二度の大イベント。だからこそ、「こだわり」にとことんお付き合いいしようと思いました。
「この色に飽きたら別の色を塗ってもらえますか?」と、帰り際に聞かれました。よほど、アクセントカラーが気に入ったようです。お部屋の模様替えに、気軽にお使いください♪いつでもご連絡をお待ちしています。

店舗をオープン予定のオーナーさんからの依頼でした。壁紙を張り替えたばかりのテナントでしたが、ダークな色に変えたいというのです。濃い色は、住居の場合は部屋が狭いと落ち着かなくなりますが、店舗の場合は、ダークな色を選ばれる方が時々いらっしゃいます。
写真はブラウン（茶色）に塗り替えたお部屋です。実際は、写真よりも落ち着いたシックな感じの印象です。

隣の部屋は、壁一面だけアクセントカラーとして「ブルーブラック」を塗りました。店舗なので、商品を陳列したときに商品が映えるようにと、このカラーを選ばれました。黒は部屋を狭く見せる色なので、圧迫感が出ないか心配しましたが、実際に塗ってみると一面だけなので大丈夫でした。濃い色が入ると、部屋が引き締まって見えます。
店舗がオープンしたら、一度覗いてみようかと思います。家具等が入るとまた違った雰囲気になりますので…。

 

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