家の中に知らない人が入って来ると、何となく身構えてしまいませんか？相手が異性であれば、なおさら。相手が同性（女性）の方が、お願いしやすいという方も多いのではないかということで、私（Kumiko)はこの仕事（壁紙“塗り替え”サービス）をスタートさせました。そして、ホームページはチラシなどの販促物も、できるだけ自分の言葉でつくるように心がけてきました。
2018年末は、そんな私を探し当ててきたというべき2名の女性のお客様との出会いがありました。自分好みに家族が使っていた部屋をリメイクしたい40代女性のお客様と、投資用不動産（古民家）を購入された女性投資家のお客様です。

11月末にお父様を癌で亡くされ、介護休暇と有給休暇でしばらく仕事を休んでおられる40代女性のお客様でした。心にぽっかり穴が開いたようで、沈み込んでしまい、「これではいけない、気持ちを切り替えよう。」とお部屋のリメイクを考え始めたそうです。長年お父様が使用しておられたお部屋、ずっと喫煙されておられたため、写真のようにかなりたばこのヤニで汚れていました。
知り合いの業者に頼むことも考えられたようですが、かえって気を使ってしまうので、知らない人の方がいいだろうということで、インターネットで業者を探し始めたということでした。いくつかのリフォーム業者のホームページを見られたそうですが、ありきたりな文章で、心に響かなかったそうです。弊社のホームページを見た時、「相談しやすそう」「話してみてダメなら断ればいい」と思い、思い切って電話をかけてこられました。

DIY用の塗料があることは知っていたのですが、「自分で塗るのはちょっと…」と躊躇しておられたようです。御見積に伺った際も、配色についていろいろ悩まれ、数パターンの御見積をお出ししました。天井はオフホワイト、壁面はライトグレイ（ニュアンスグレイ）に決まりました。天井は壁紙ではなかったのですが、壁紙以外も塗ることができる光触媒配合塗料でキレイに塗り変えました。
DIYに興味をお持ちなので、私の作業（養生や塗装手順など）をじっと見つめ、要所要所で写真を撮っておられました。ドアや本箱等の小物は、ご自分でDIYをすることを検討中。（塗装するのか、シートを貼るのかは考え中。）塗料以外のDIY用品（インテリア雑貨含む）にも話が及びました。お客様への情報提供のため、DIY用品についても普段から情報収集しています。
きっと今頃は、自分好みになったお部屋でテンションも上がり、気持ち新たに職場復帰されていることと思います。

こちらは、投資用不動産として古民家を購入された女性投資家のお客様の物件です。5〜6年人が住んでいなかったので、家の中は少しかび臭くなっていました。軽く壁紙を掃除してみたのですが、家具跡やクーラー跡がくっきり残っています。（写真は掃除後のものです。始めはもっと汚かった。）1月中にリフォームを終え、春の引っ越し（転勤）シーズンに間に合わせたいということでした。
ハウスクリーニング業者を紹介してもらえないかと言われ、以前からお付き合いのある業者を紹介させていただきました。サービス内容や金額等は、双方で直接やり取りをしていただいたので詳細は分かりませんが、当初の予定より安く費用を押さえられそうということでした。

合計3部屋の壁面の壁紙をキレイに塗り変えました。「お部屋が明るくなった」というのが、お客様の感想です。年末の慌ただしい中、検収確認のためにお越しいただき、ありがとうございました。
一緒に投資のお勉強をされている仲間にも紹介したいので、余分にチラシを欲しいと言われました。他のお客様からも、そういうお声をよくいただきます。やっている人が少ない仕事なので、しかも女性はほとんどいないので、ファンになってくださるお客様も多いです。ありがたいことですね。口コミは即効性はないですが、徐々に評判が浸透していくことを願っています。

弊社は個人のお客様が多いため、お盆や年末年始など長期休暇の際に、普段はお仕事で忙しくされている方からのお問合せ・施工依頼をいただきます。今年は、大晦日も元旦もメールによるお問い合わせの対応を行っていました。（大晦日は、現場に出て施工も行っていました。）
割り切って休むという考え方もあるのですが、私自身が以前勤めていた時に普段は仕事が多忙で何もできず、休みの日に対応してくれる業者を必死になって探した記憶があるので、可能な限り対応を行いたいという気持ちがあります。商売が下手なのかもしれませんが、困っているお客様の味方でありたいと思います。