社長には勤務時間という概念がない

私(Kumiko)は長年、雇用されて働いてきました。いろいろな業界を経験しました。そして、昨年、起業しました。ですので、まだあまり経営者としての生活に慣れていません。最近になって、少し慣れてきたかなと思います。
何が一番変わったかというと、時間に対する考え方、時間の使い方が変わりました。勤怠管理される生活が長かったので、最初の頃は、営業時間中は、何か具体的な作業(私にとって仕事をしていると思えること)を
していないと落ち着きませんでした。人と会ったり、情報収集したりするのは、営業時間外にしていました。
でも、ある時、ふと考えました。社長の仕事って何だろう?って。人脈を広げたり、情報収集することも、社長の重要な仕事だと気づきました。それから、私の時間の使い方が変わりました。
もちろん、雇用されていた時も、勤務時間外に仕事に関連することを勉強したり、自分でお金を払ってセミナー等に出かけたりしていました。でも、それは仕事とはみなされませんでしたし、私も仕事ではないと思っていました。今になって考えてみると、私にとってはこれも仕事の内だったような気がします。でも、会社からの業務命令ではありません。雇用されているときは、「業務命令=仕事」なんですね。今は、社長である私に向かって業務命令をする人はいないので、この分け方はできません。ですので、もっと広い概念で仕事をとらえています。


経営者にとって大切なこととは?

ある経営者の先輩に言われました。「従業員と違って、社長は寝ているとき以外はずっと会社のことを考えている。(=寝ているとき以外ずっと仕事をしている。)」確かにそうです。
私(Kumiko)は最近、自分の体をいたわるようになり、無理をして仕事をしなくなりました。雇用されているときは、いつも時間に追われ、限界まで仕事をしていました。少しオーバーな言い方をすれば、会社に最大限の貢献をするため、自らを犠牲にしていたように思います。今は、疲れ切って正常な思考ができず、経営判断を誤ってしまうことが最大の損失だと考え、無理をしてまで仕事をしなくなりました。
よく人から、経営者になると雇われているときよりもっと仕事をしないといけなくなると言われました。だから、体力のない私には到底無理だと思っていました。しかし、今経験していることは、その逆です。以前が忙しすぎというのがあったのかもしれませんが、今の方が、精神的にも肉体的にもゆとりがあります。


役員報酬はどう決める?

法人化後、まず悩んだのが役員報酬の金額でした。従業員の場合は、頑張って仕事をして会社の経営状態がよくなれば、臨時昇給させることも、賞与を増額することもできます。しかし、役員報酬を変えられるのは、(一部例外はありますが)原則として期首から3ヶ月の間だけです。ですので、慎重になってしまいます。
また、いつも会社の経営のことが頭にあるので、コミュニケーションをとる人が変わってきました。機会があるごとに、経営者の先輩方の話を聞くようになりました。人によって、意見が異なることもしばしばですが、一つの参考意見として受け止めています。(人と違うことに罪悪感を持っていた私にとって、これは大きな進歩です!)
いろんな考え方、いろんなアプローチの仕方があります。これまで、会社の方針に従って仕事をする生活を送ってきたため、私にとっては、いい刺激になりました。聞いたこと(常識)をそのまま受け入れるのではなく、立ち止まって、一つ一つ、自分の頭で考えるようにしています。
今、初めて自分らしい生活を送っているような気がします。